ダブルアップル8対ミント2。伝統的な一枚(id2)が持つアニスの香りをほぼそのまま残しつつ、控えめなミントで抜け感だけを足す調整型のレシピ。吸い込むとアニスの独特な芳香がまず主役を張り、リンゴの甘みとミントのひんやり感は脇からゆっくり合流してくる構成で、伝統的な骨格を崩さずに軽さを添えている。喉当たりは柔らかく、長時間でも重さを感じにくい。歴史あるフレーバーをじっくり味わいたい夜のセッションや、アニス香が単体では強すぎると感じた人の次の一歩として選ばれやすい一枚。アニスの香りに慣れてきたら、ミントの比率を3割程度まで上げて清涼感を強めるアレンジも試す価値がある。逆に伝統的な香りをより深く味わいたいなら、ミントを1割まで減らして単品(id2)に近づける吸い方もできる、幅の広いレシピ。
シナモン4対ダブルアップル4対バニラ2。焼き菓子を思わせる温かみのある一枚で、秋冬の定番として名前が挙がることが多い。まずシナモンのスパイシーな香りが立ち上がり、リンゴの甘酸っぱさが追いかけ、バニラのコクが最後に全体を丸めてまとめる三段構成。喉の奥にじんわり残る温もりが特徴で、吸い進めても温かさの印象が持続する。寒い季節の夜、暖房の効いた部屋で腰を据えて過ごすセッションに向くスパイス好み向けの一枚。バニラの比率を上げるとよりまろやかな仕上がりになり、逆にシナモンを増やせばスパイスの主張が強まる。ダブルアップルの甘酸っぱさが土台にあるため、単体のシナモン(id40)よりも初心者には親しみやすい。焼き菓子を思わせる香りのため、コーヒーと一緒に楽しむ人も多い。
グレープ6対ダブルアップル4。定番のグレープに伝統的なダブルアップルを重ねた個性派の一枚。黒ぶどうの濃厚な甘さがまず先行し、しばらくしてアニスの独特な香りが層になって重なってくる展開で、伝統と現代が融合したユニークな味わいになっている。ダブルアップルミント(id5、ダブルアップル8対ミント2)のような伝統重視のレシピと比べると、こちらはグレープの甘さが主役になっている分親しみやすい。新しい組み合わせを試したい上級者に向く冒険的な一枚。ダブルアップルの比率を上げるとより伝統的な香りが際立ち、逆にグレープを増やせば親しみやすい甘さに寄る。単品のグレープ(id3)と単品のダブルアップル(id2)を手元で混ぜて再現することもできる一枚。