シナモン4対ダブルアップル4対バニラ2。焼き菓子を思わせる温かみのある一枚で、秋冬の定番として名前が挙がることが多い。まずシナモンのスパイシーな香りが立ち上がり、リンゴの甘酸っぱさが追いかけ、バニラのコクが最後に全体を丸めてまとめる三段構成。喉の奥にじんわり残る温もりが特徴で、吸い進めても温かさの印象が持続する。寒い季節の夜、暖房の効いた部屋で腰を据えて過ごすセッションに向くスパイス好み向けの一枚。バニラの比率を上げるとよりまろやかな仕上がりになり、逆にシナモンを増やせばスパイスの主張が強まる。ダブルアップルの甘酸っぱさが土台にあるため、単体のシナモン(id40)よりも初心者には親しみやすい。焼き菓子を思わせる香りのため、コーヒーと一緒に楽しむ人も多い。
ガム6対シナモン3対バニラ1。甘い系統とスパイス系統を組ませた珍しい配合で、Al Fakherのラインナップの中でも試す人が少ない冒険的なレシピ。最初の一服はキャンディ香が前に出て、吸い進めるうちにシナモンの温かみが層になって重なってくる展開で、キャンディの甘さにスパイスの奥行きを足したい人向け。スパイシーシナモンアップル(id8)のような伝統系スパイスを基準にすると、こちらはよりポップで軽やかな甘さが個性。喉に心地よい刺激があり、個性的な組み合わせを試したい気分の時に選ばれやすい一枚。ガムの比率を上げるとよりキャンディらしい甘さが際立ち、逆にシナモンを増やせばスパイスの主張が強まる。バニラは全体の1割で、二つの個性の橋渡し役を果たしている冒険的な一枚。
バナナ5対シナモン2.5対バニラ2.5。焼き菓子を思わせる甘さを狙った配合で、秋冬に名前が挙がりやすい一枚。バナナのまろやかさがまず広がり、シナモンの温かみとバニラのコクが後から重なってくる展開。喉への当たりは中程度。甘い香りと温かみの両方を求める人に選ばれやすいレシピ。シナモンの比率を上げるとよりスパイシーに、バニラを増やせばよりクリーミーな仕上がりになる。バナナを主役にした配合だが、二つの脇役の比率次第で焼き菓子らしさの度合いが変わるのが面白い一枚。焼きバナナのような香ばしさもほのかに感じられ、デザート好きに人気が高い。焼きたてのデザートを連想させる香りのため、甘いものを我慢している時に香りだけで満足感を得たい人にも向く。